(3)ゲオルク・ジンメル

ジンメルの生涯(早川 2020)

 ジンメルは、1858年3月1日、当時のプロイセンの首都ベルリンで生まれた。両親はユダヤ人だったが、いずれもキリスト教徒である。ジンメルも新教の洗礼を受けている。彼の父親は、チョ…

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社会化(Simmel 1908a=1994)

 人間の社会関係は、絶えず結ばれては解け、解けては再び結ばれるもので、立派な組織体の地位に上ることがなくても、永遠の流動及び脈搏として多くの個人を結び合わせるものである。人間が見…

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個性が生まれるメカニズム:社会圏の交差(西澤 2000)

 個人は、既属の社会圏のメンバーとの間に距離を作り出しつつ、メンバーが持たない何ものかを際立たせながら、その何ものかを与えてくれた新しい社会圏へと足を踏み入れていく。この過程にお…

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橋と扉:結合するから分離し/分離するから結合する(奥村 2009: 33-4)

奥村隆,2009,「Aくんへのレッスン(1)——対話と遊戯としてのコミュニケーション」長谷正人・奥村隆編『コミュニケーションの社会学』有斐閣,24-43. では相…

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ジンメル「橋と扉」(Simmel 1909)

『ジンメル・コレクション』(筑摩書房、1999年)

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ゲオルク・ジンメル「大都市と精神生活」

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貧者のカテゴリー(Simmel 1908b=1994)

 「貧者」のこの社会的意義にしてはじめて、それが個人的な意義とは区別されて、貧者を社会の内部におけるある種の身分あるいは統一的な層へと結集させる。だれかが貧しいということのみによ…

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