Bourdieu, Pierre, 1994, Raisons pratiques : sur la théorie de l’action, Paris: Éditions du Seuil. (加藤晴久・…
社会学
行為としてのナショナリズムの分類(樽本 2016; 佐藤 1995)
樽本英樹,2016,『よくわかる国際社会学 第2版』ミネルヴァ書房. 佐藤成基,1995,「ネーション・ナショナリズム・エスニシティ――歴史社会学的考察」『思想』854: 103-127.(樽本英樹,2016,『よくわか…
マイケル・ビリッグ「ありふれたナショナリズム」とスポーツ(原 2011)
[1] 原百年,2011,『ナショナリズム論——社会構成主義的再考』有信堂高文社. 「ありふれたナショナリズム」は、「ネーションからなる世界」という概念的イメージをつくり上げる信条、前提、習慣、描写、実践などによって複…
「なりたがり」世界都市(町村 2006)
町村敬志,2006,「グローバリゼーションと都市空間の再編——複数化していく経路への視点」似田貝香門・矢澤澄子・吉原直樹編『越境する都市とガバナンス』法政大学出版局,35-58. 後発の大都市がグローバルな都市間競争に…
給与明細に隠されたもの:日系人労働者の給与の実態(丹野 2016: 108-9)
丹野清人,2016b,「顔の見えない定住化」北川由紀彦・丹野清人『移動と定住の社会学』放送大学教育振興会,105-119. 彼は「時給1,200円で働いている」と筆者に言っていた。なるほど、彼の支給額は時間給1,200…
バリバイ一家が来日した経緯(乾 2021: 26-8)
乾英理子,2021,『クルドの夢 ペルーの家――日本に暮らす難民・移民と入管制度』論創社.p.26-8 家族が暮らしていたのは、トルコ南東部ガジアンテップ県にある小さなクルド人集落だった。父ムスタファさんは左官などの建設…
クルド人として日本に生きる(アフマディヤーン 2020: 40-1)
ソホラブ・アフマディヤーン,2020,「クルド人——ふるさとからの声」駒井洋監修・小林真生編『変容する移民コミュニティ——時間・空間・階層』明石書店,38-41. 現在、日本に居住しているクルド人のほとんどはトルコ出身…
単一民族という神話と多文化共生(塩原 2012: 27-8)
塩原良和,2012,『共に生きる——多民族・多文化社会における対話』弘文堂. こうして今日の日本社会では、「多文化共生」という謳い文句が定着しつつある。これは歓迎すべき変化だが、問題がないわけではない。それは、このスロ…
不就学の問題と教育を受ける権利(宮島 2023: 120-2)
宮島喬,2023,「移民/外国人の子どもたちと多文化の教育」宮島喬・佐藤成基・小ヶ谷千穂『国際社会学 改訂版』有斐閣,119-35.p. 欧米諸国の多くは,国籍に関わりなく一定年齢の子どもには就学を義務としている。しか…
表:各宗教信者100万人あたりの国別自殺者数(Durkheim 1897=1985: 175)
4+1階級の特徴(橋本 2018: 82-3)
橋本健二,2018,『新・日本の階級社会』講談社.※2015年SSM調査などから橋本が作成
趣味はある社会的位置を他から区別する原理として機能する(Bourdieu 1979 =1991: 87-8)
Bourdieu, Pierre, 1979, La Distinction: Critique Sociale du Jugement. Paris: Minuit.(石井洋二郎訳,1990,『ディスタンクシオン――社…
ハビトゥスはどのように獲得されるか(岸 2020: 35-7)
岸政彦著/日本放送協会・NHK出版編,2020,『NHK 100分 de 名著 2020年12月』NHK出版(ブルデュー『ディスタンクシオン』) ブルデューによれば、ハビトゥスは社会的関係の中でつくられます。その人のパ…
文化資本の3つの形態(片岡 2019: 64)
片岡栄美,2019,『趣味の社会学——文化・階層・ジェンダー』青弓社.
通俗道徳って何だ(松沢 2018: 71-4)
松沢裕作,2018,『生きづらい明治社会——不安と競争の時代』岩波書店.※文体は改変 人が貧困に陥るのは、その人の努力が足りないからだ、という考え方のこと。歴史学者の安丸良夫による概念。安丸は、勤勉に働くこと、倹約をす…
ドラマ「逃げ恥」と愛情の搾取(藤田 2017: 35-40)
藤田結子,2017,『ワンオペ育児——わかってほしい休めない日常』毎日新聞出版. 2016年に放映されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が社会現象となりました。原作は海野つなみさんの連載漫画。10月初回の視聴率は1…
支配の3類型(矢野 2017: 65)
矢野善郎,2017,「支配と権力」友枝敏雄・浜日出夫・山田真茂留編『社会学の力――最重要概念・命題集』有斐閣,64-7.
『監獄の誕生』で紹介されたパノプティコン
ホッブズのいう自然状態(Hobbes 1651=1971)
Hobbes, Thomas, 1651, Leviathan, or, The matter, forme, and power of a common-wealth ecclesiasticall and civil…
フーコーのいう生権力とは何か(田中 2014: 12-5)
田中耕一,2014,『〈社会的なもの〉の運命——実践・言説・規律・統治性』関西学院大学出版会. かつて主権者=君主の権力は、最終的には、かれが臣下に要求しうる死においてこそ示されるものであった。すなわち、そこにあるのは…