2011年から2015年までの社会学の入門書と概説書をリスト化し、目次を掲載しています。刊行年の降順です(ただし、刊行月の区別はしていません)。
編著者名 タイトル 出版社 刊行年 | 目次(主に章) |
---|---|
豊泉周治・鈴木宗徳・ 伊藤賢一・出口剛司 『〈私〉をひらく社会学 ——若者のための社会学入門』 大月書店 2014 出版社HP | 第1章 格差と貧困の時代をどう見るか―マルクスと現代社会学 第2章 なぜ女は生きづらいのか,なぜ男は生きづらいのか―格差社会のジェンダー 第3章 〈権力〉への欲望―犯罪者に対する道徳的なまなざし 第4章 働くことの意味―勤労倫理の歴史と現在 第5章 ほしいものは何ですか?―社会のなかでつくられる欲望と消費 第6章 「自分らしさ」の迷宮を抜ける―いまエリクソンを読み直す 第7章 〈心〉を自己管理する時代 第8章 〈メディア〉が生み出す欲望と愛情―「本当の恋愛」と「究極の純愛」のはざまで 第9章 やりたいことがわからない―自由化/個人化の帰結 第10章 民主主義を支える〈最初の約束〉―代表制と多数決のよりよい理解をめざして 第11章 公共空間をつくりだす―公共圏とコミュニケーション 第12章 愛国心から国の「カタチ」へ―憲法パトリオティズムを考える |
船津衛・山田真茂留・ 浅川達人編 『21世紀社会とは何か ——「現代社会学」入門』 恒星社厚生閣 2014 出版社HP | はしがき―本書の目的と構成 第1章 「21世紀社会」とは何か ― 21世紀社会と社会学 第2章 自己と社会 ― 社会学的自己論から現代社会へのアプローチ 第3章 社会を分析するツールとしての社会地図―都市空間の社会学 第4章 集まりとつながりの力―集団・組織とさまざまな関係性 第5章 集合行動 ― 社会不安と不満の社会学 第6章 「つながり」と社会―個人化・共同性・公共性 第7章 ジェンダーと現代―性の束縛からの解放 第8章 〈まなざし〉による支配と癒しの空間―身体感覚とリアリティ 第9章 不思議なお話を―世俗化社会における宗教のゆくえ 第10章 情報とコミュニケーション―人間の普遍性と技術の進歩 第11章 災害と社会 第12章 「孤独な高齢者」という思い込み―高齢者の社会関係 第13章 病いの物語を産み出す営み―回復への夢と絶望との狭間で 第14章 〈死〉の受容と〈生〉の技法―成果主義と業績主義を超えて 第15章 消費社会・ポストモダニティ・リスク社会― 21世紀社会のゆくえ 第16章 ポスト3.11の社会学―東日本大震災後の社会と社会学 |
数理社会学会監修, 小林盾・金井雅之・ 佐藤嘉倫・内藤準・ 浜田宏・武藤正義編 『社会学入門 ——社会をモデルでよむ』 朝倉書店 2014 出版社HP | 第1章 イントロダクション 社会をモデルで読みとくために(小林盾) コラム コント『実証哲学講義』と社会学の誕生(今田高俊) 第2章 家族 なぜ結婚するのか―人的資本(小林盾) コラム ギデンズ『親密性の変容』と構造化理論(数土直紀) 第3章 コミュニケーション なぜ世間はせまいのか―スモールワールド(辻竜平) コラム パーソンズ『社会的行為の構造』と秩序問題(中井豊) 第4章 ボランティア なぜボランティアをするのか―協力の進化(武藤正義) コラム アクセルロッド『つきあい方の科学』とシミュレーション(朝岡誠) 第5章 コミュニティ なぜ地域に違いがあるのか―ソーシャル・キャピタル(大﨑裕子) コラム コールマン『社会理論の基礎』と合理的選択理論(佐藤嘉倫) 第6章 社会心理 なぜ流行が起こるのか―いき値(友知政樹) コラム マクルーハン『グーテンベルクの銀河系』とメディア論(遠藤薫) 第7章 教育 なぜ大学に進学する人としない人がいるのか―文化資本(森いづみ) コラム ベック『危険社会』とリスク社会論(堀内史朗) 第8章 仕事 なぜ転職に成功する人としない人がいるのか―弱い紐帯の強さ(金澤悠介) コラム グラノベッター『転職』と社会的ネットワーク分析(松田光司) 第9章 ジェンダー なぜ男女差別があるのか―予言の自己成就(内藤準) コラム マートン『社会理論と社会構造』と機能主義(関口卓也) 第10章 社会階層 なぜ不平等を感じるのか―相対的剥奪(浜田宏) コラム マルクス『資本論』とマルクス主義(石原英樹) 第11章 福祉 なぜ自殺するのか―アノミー(瀧川裕貴) コラム デュルケーム『社会学的方法の規準』と方法論的集合主義(渡邊勉) 第12章 犯罪 なぜ犯罪がなくならないのか―ラベリング(石田淳) コラム ホワイト『ストリート・コーナーソサイエティ』と参与観察(三隅一人) 第13章 経済 なぜ資本主義が成立したのか―プロテスタンティズムの倫理(金井雅之) コラム ウェーバー『社会科学と社会政策に関わる認識の「客観性」』と理解社会学(盛山和夫) 第14章 環境問題 なぜ環境問題が起こるのか―囚人のジレンマ(篠木幹子) コラム 東日本大震災と社会学(稲垣佑典) 第15章 まとめ レポートを執筆するために(金井雅之) コラム 日本社会学会と数理社会学会(籠谷和弘) あとがき(石田浩) |
櫻井義秀・飯田俊郎・ 西浦功編 『アンビシャス社会学』 北海道大学出版会 2014 出版社HP | はじめに 第1章 社会学のあゆみ(櫻井義秀) 第2章 社会調査法(寺沢重法) 第3章 家族(平賀明子) 第4章 教育(野崎剛毅) 第5章 政治・社会運動――社会運動とはどのようなものか?(竹中健) 第6章 メディアの現在――現代社会を生き抜くための思考法(辻泉) 第7章 地域社会とコミュニティ(飯田俊郎) 第8章 労働(今井順) 第9章 社会階層――格差と社会的排除(櫻井義秀) 第10章 福祉と社会保障――支え合う社会をどのように実現するか?(西浦功) 第11章 グローバリゼーション(人見泰弘) 第12章 少子高齢社会(青山泰子) 第13章 地域社会とソーシャル・キャピタル ──ソーシャル・キャピタルは地域社会をどのように支えているのか(梶井祥子) 第14章 ジェンダー・セクシュアリティ(猪瀬優理) 第15章 災害とコミュニティ(庄司知恵子) |
丸山哲央編 『現代の社会学 ——グローバル化のなかで』 ミネルヴァ書房 2012 出版社HP | 序章 社会学とは何か 第1章 行為とパーソナリティ形成 第2章 行為・相互行為・社会関係 第3章 地位-役割 第4章 集団・組織 第5章 全体社会とグローバル・システム 第6章 コミュニケーション 第7章 社会化と逸脱 第8章 権力と支配 第9章 社会的コンフリクト 第10章 行為者とネットワーク 第11章 記号とメディア 第12章 科学・技術 第13章 芸術 第14章 価値と規範 第15章 宗教 第16章 グローバル・メディアと大衆文化製品 第17章 グローバル経済と格差 第18章 グローバル・レベルの人権と社会的公正 第19章 グローバル化とリスク社会 第20章 グローバル化とナショナリズム 第21章 グローバル化とマイノリティ問題 |
夏刈康男・松岡雅裕・ 杉谷武信・木下征彦 『行為、構造、文化の社会学』 学文社 2011 出版社HP | 第1章 社会学の基礎としての行為理論 第2章 集団と組織の社会学的分析 第3章 社会構造をみる視角 第4章 階層と階級の社会学的分析 第5章 家族の分類・構造・機能 第6章 文化の社会学的概念 第7章 新しい関係性の社会学―コミュニティ・アソシエーション・市民社会 |