質的調査全般(プロセスと技法)
編著者名 タイトル 出版社名 刊行年 | 目次(主に章) |
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工藤保則・寺岡伸悟・宮垣元編 『質的調査の方法 ——都市・文化・メディアの感じ方 第3版』 法律文化社 2022 出版社HP 社会学 初学者向け 質的調査の方法論の基礎を学ぶ | 第Ⅰ部 質的調査への入り方 第1章 質的調査へのいざない ——すぐ近くにある調査の扉を開けてみよう 第2章 質的調査の歴史と考え方 ——「調べること」のおもしろさを深めよう 第3章 質的調査の特徴・魅力・難しさ ——調査をはじめる前に 第Ⅱ部 質的調査の進め方 第4章 観察法 ——まず「日常」を記録しよう 第5章 参与観察法 ——「バイク便ライダー」の世界をどのように知るか? 第6章 インタビュー法 ——「エンコー」から何がみえるか? 第7章 ライフストーリー法 ——いかに「具体的な人間」を描くことができるのか? 第8章 雑誌分析法 ——ファッション誌は何を伝えているのか? 第9章 文化資料分析法 ——「歌詞」から社会をみわたせるか? 第10章 映像分析法 ——CMのウラのウラをどう読み解くか? 第11章 ソーシャルメディア分析法 ——SNSでどのように調査するか? 第Ⅲ部 質的調査のまとめ方 第12章 質的調査と調査倫理 ——社会的行為としての社会調査 第13章 質的調査の表現とふりかえり ——調査の「終わり方」の重要性 |
Silverman, David 『良質な質的研究のための、かなり挑発的でとても実践的な本 ——有益な問い、効果的なデータ収集と分析、研究で重要なこと』 新曜社 2020(原著2013) 出版社HP | はじめに─この本のための居場所づくり なぜ調査方法があなたにとって重要なのか? なぜ調査方法が私にとって重要なのか? 本書の構成 1 無数の計りしれない習慣─なぜ平凡なことが重要なのか 写真を眺めて ありふれたものの中の特筆すべきもの 特筆すべきことがらの中のありふれたこと インターネット時代のエスノグラフィー 現代文化からくる四つの欲求に打ち勝つ 細部をめぐるサックスの議論 路上のスピード 路上の犯罪を観察する ありふれたものへの回帰 まとめ 2 質的データを見出し、制作することについて 重要な四つのポイント なぜ自然発生的な素材は特別なのか 議論の持ついくつかの限界 ─制作されたデータは、なぜ決して完全には立入禁止でないのか 今後の展望 結びの言葉 3 出来事か、シークエンスか シークエンスの組織化についてのサックスの議論 シークエンスの組織化についてのソシュールの議論 ポジティブ・シンキング HIV検査カウンセリングの音声テープの分析 二つの口蓋裂クリニック 「本当に?」 まとめ─質的研究が果たす役割 4 質的調査を応用する より広い文脈 組織的な行動とテクノロジー 実践家−クライエントのやりとり 数字で質的研究を書く 結びの言葉 5 質的調査の美学─ブルシットと扁桃腺 経験と「リアルであること」との文化的恋愛 ポストモダンな世界? ポストモダンな研究? ブルシットについて 質的研究のための、アンチ・ブルシットな行動計画 責任感と真実─ファニア・パスカルの扁桃腺 結びの言葉 6 とても短いまとめ |
太田裕子 『はじめて「質的研究」を 「書く」あなたへ ——研究計画から論文作成まで』 東京図書 2019 出版社HP | 第1章 はじめて「質的研究」を「書く」あなたへ ―なぜあなたは「質的研究」を選ぶのか? 第2章 あなたはどんなレンズを通して世界を見るのか? ―研究を方向付ける研究者の立場 第3章 「研究」を通して何を明らかにしたいのか? ―研究の問いを立てる 第4章 なぜ「先行研究」をレビューするのか? ―理論的枠組みと文献レビュー 第5章 インタビューで何が分かるのか ―経験の「物語」に分け入る 第6章 観察することと「書く」こと ―現実世界の再構築 第7章 どのような方法で研究の問いに答えるのか? ―研究方法を決める 第8章 調査を始める前に知るべきこと ―研究倫理、調査協力の依頼、調査協力者との関係 第9章 調査の過程で分析する ―質的データ分析の基本的な考え方と作業 第10章 研究の結果、何が言えるのか? ―研究結果の記述と考察 第11章 質的研究の「質」をどう高めるか? ―「妥当性」「信頼性」をどう考えるか |
Flick, Uwe (鈴木聡志訳) 『質的研究のデザイン』 新曜社 2016(原著2007) 出版社HP | 1章 質的研究とは何か? 質的研究を定義する 質的研究の増殖 基本原理としての適合性 学問としての質的研究、応用という文脈における質的研究 道徳的言説としての質的研究 質と量─二者択一か、同じコインの両面か、組み合わせか 研究視角 質的研究の理論と認識論 質的研究─手法と態度 本書および「SAGE質的研究キット」の構成 2章 アイデアからリサーチクエスチョンへ 研究のための関心とアイデア─実例 ある研究視角をとる 質的研究で理論を使う リサーチクエスチョンを発展させる まとめ 3章 サンプリングと選択とアクセス 質的研究におけるサンプリングの論理 サンプリングのための示唆 人びとのサンプリング サイトと出来事を選ぶ 集団を構成する コーパスを作る 事例内、資料内のサンプリング アクセスを明確化することと必要な承諾 4章 質的研究のデザイン 質的研究における研究デザイン デザインに影響するものとデザインの構成要素 研究デザインの構成要素 質的研究の基本的デザインを使う 質的研究のデザインの実例 良い質的研究のデザインを特徴づけるものは何か? 5章 資源と障害 はじめに 資源 障害 まとめ 6章 質的研究の質 はじめに 質の良い質的研究をデザインする 質の良い質的研究を実行する 質的研究を報告する まとめ 7章 質的研究の倫理 準備 リサーチクエスチョン アクセスとサンプリング データ収集 データ分析 執筆、一般化とフィードバック 8章 言語データ はじめに インタビュー フォーカスグループ 9章 エスノグラフィー・データとビジュアル・データ はじめに エスノグラフィーと観察 ビジュアルな手法 10章 質的データを分析する はじめに コード化とカテゴリー化 会話、ディスコース、ドキュメントの分析 11章 質的研究をデザインする─いくつかの結論 手法と基本デザイン 質的手法におけるデザインの問題 デザインの問題を明瞭にする─研究計画書を書く |
岸政彦・石岡丈昇・丸山里美 『質的社会調査の方法 ——他者の合理性の理解社会学』 有斐閣 2016 出版社HP | 序 章 質的調査とはなにか(岸政彦) 1 社会学と社会調査 2 社会学における「データ」とは何か 3 量的調査と質的調査 4 質的調査とは 5 「質的」とはどういうことか 6 「他者の合理性」の理解社会学 第1章 フィールドワーク(丸山里美) 1 フィールドワークとは 2 テーマ設定 3 フィールドワークをする 4 データ分析と論文の執筆 5 フィールドワーク──まだ見ぬ他者と自分と出会う 第2章 参与観察(石岡丈昇) 1 「気分」からの立論 2 調査の中から問題設定を立てる 3 フィールドへの没入 4 論文執筆 5 参与観察──リアルタイムの社会認識 第3章 生活史(岸政彦) 1 人生の語りを聞く 2 生活史調査の歴史 3 実際にやってみる 4 生活史を「研究」する 5 最後に──生活史は「それ自体で面白い」 ブックガイド(石岡丈昇・丸山里美) |
工藤保則・寺岡伸悟・宮垣元編 『質的調査の方法 ——都市・文化・メディアの感じ方 第2版』 法律文化社 2016 出版社HP 初学者向け | 第1部 質的調査への入り方 質的調査へのいざない―すぐ近くにある調査の扉を開けてみよう 質的調査の歴史と考え方―「調べること」のおもしろさを深めよう 質的調査の特徴・魅力・難しさ―調査をはじめる前に 第2部 質的調査の進め方 観察法―まず「日常」を記録しよう 参与観察法―「バイク便ライダー」の世界をどのように知るか? インタビュー法―「エンコー」から何がみえるか? ライフストーリー法―いかに「具体的な人間」を描くことができるのか? 雑誌分析法―ファション誌は何を伝えているのか? 文化資料分析法―「歌詞」から社会をみわたせるか? 映像分析法―「アニメ」のどこをどう読むか? 生活財生態学法―アートと日記をフィールドワークする アクションリサーチ法―誰でもメディアになれる? 第3部 質的調査のまとめ方 質的調査と調査倫理―社会的行為としての社会調査 質的調査の表現とふりかえり―調査の「終わり方」の重要性 |
中嶌洋 『初学者のための質的研究26の教え』 医学書院 2015 出版社HP | Step 1 質的研究を行うための基礎固め 1 研究とは「問う」こと 2 一次資料と二次資料 3 質的調査(定性的調査)と量的調査(定量的調査) 4 文献検索・文献検討 5 先行研究分析 6 倫理的配慮 Step 2 データ収集の方法 7 研究参加者選び(サンプリング) 8 インタビュー調査の種類と手順 9 効果的なインタビューのための質問 10 インタビューの種類 11 観察法 12 エスノグラフィック・インタビュー 13 ナラティヴ・インタビュー 14 フォーカス・グループ・インタビュー Step 3 データの分析方法 15 信頼性と妥当性 16 トライアンギュレーション 17 グラウンデッド・セオリー・アプローチ 18 エスノグラフィー 19 KJ法 20 絶えざる比較法 21 KH Coderによる分析 [COLUMN] KH Coder による分析の実際 Step 4 質的研究の論文執筆と発表 22 論文執筆 23 厚い記述 24 研究論文の進め方 25 査読をクリアするための秘訣 26 プレゼンテーションの留意点と秘訣 |
波平恵美子 『質的研究step by step—— すぐれた論文作成をめざして 第2版』 医学書院 2016 出版社HP 学位論文向け 看護学 | はじめに 第1章 質的研究をはじめるにあたって STEP 1 質的研究の概要を知ろう STEP 2 質的研究の方法と研究手順 STEP 3 今後の質的研究と量的研究との関係 第2章 質的研究とエスノグラフィー STEP 1 エスノグラフィーの概要を知ろう STEP 2 ヘルス・エスノグラフィーとその方法 STEP 3 観察結果の記録と整理 STEP 4 テーマ設定・分析・議論 第3章 質的研究における口頭資料の収集と分析 STEP 1 口頭資料の種類 STEP 2 口頭資料の研究上での位置づけと評価 第4章 糖尿病患者の質的研究 異なる研究テーマと方法による2つの事例 STEP 1 本章で糖尿病を研究事例とする理由 STEP 2 看護学と医療人類学,それぞれの研究事例 STEP 3 研究事例(1) 鈴木さんの研究準備(看護学) STEP 4 研究事例(2) 田中さんの研究準備(医療人類学) STEP 5 半構造化インタビューの実施と分析 STEP 6 それぞれが直面した問題点と対応 第5章 地域住民の保健行動の質的研究 エスノグラフィーを方法とした事例 STEP 1 研究の目的と研究設計 STEP 2 研究計画の実施 STEP 3 データ分析の手順 第6章 質的研究の問題点とその対策 STEP 1 質的研究への批判的評価の検討 STEP 2 質的研究の評価基準項目の検討と対応策 STEP 3 質的研究を進めるための対応と対策 STEP 4 データ収集とその整理および分析 文献解題-質的研究者のためのブックガイド 質的研究に関する文献解題 質的研究と現象学とのかかわりに関する文献解題 エスノグラフィーに関する文献解題 口頭資料に関する文献解題 |
福島哲夫編 『臨床現場で役立つ質的研究法 ——臨床心理学の卒論・修論から投稿論文まで』 新曜社 2016 出版社HP 心理学 | 第1章 臨床現場で役立つ質的研究法とは ―質的研究法と量的研究法の長所短所から臨床と研究の相互高め合いまで 1 はじめに 2 質的研究の魅力とは 3 臨床家と質的研究者の頭の中の衝突 4 質的研究と研究対象との関係 5 様々な研究法のメリット・デメリット 6 質的研究の質 7 研究の難しさ 8 質的研究の基礎となっている哲学 第2章 KJ法の臨床応用―実践的な指針の探索 1 はじめに 2 KJ法の背景 3 KJ法の手順 4 KJ法を活用した臨床研究の実践例 5 おわりに ●コラム 初めてのKJ法体験 第3章 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ ―ミクロな実践プロセスの分析・記述 1 はじめに 2 グラウンデッド・セオリー・アプローチとは 3 M―GTAを活用した臨床研究の実践例 4 論文執筆の際の注意事項 5 おわりに―当事者協働研究までを視野に入れて ●コラム 卒論で臨床トランスクリプト分析をM―GTAで行った体験談 第4章 プロセス研究と質的研究法―課題分析を中心に 1 はじめに 2 恥 3 課題分析 4 課題分析を活用した臨床研究の実践例 5 今後の課題と発展 第5章 合議のプロセスを用いた質的研究 ―質的研究と心理臨床における専門家間の対話を活かした方法 1 はじめに 2 合議制質的研究法と合議のプロセス 3 合議のプロセスを用いた質的研究の実践例 4 合議のプロセスを用いた質的研究の特徴 第6章 PCソフトを活用した質的臨床研究 ―KH coderを利用した計量テキスト分析の実践 1 はじめに 2 KH coderについて 3 KH coderによる分析前の下準備 4 KH coderの使い方の手順 5 分析の実行 6 おわりに 第7章 PCソフトを活用した質的臨床研究―PAC分析による治療関係概念生成 1 はじめに 2 態度を探る理由と方法 3 PAC分析はこんなときに使える 4 PAC分析を選ぶ手続き 5 PAC分析の進め方 6 考察とまとめ 第8章 実際の研究例―課題分析と合議制質的研究法との融合 1 はじめに 2 「セラピストの肯定」と「二項対立」 3 研究の開始 4 モデルの完成に向けて 5 考察 6 おわりに―この研究をした経験に関する所感 ●コラム 臨床データ取得のコツ |
グレッグ美鈴・麻原きよみ・横山美江編 『よくわかる質的研究の進め方・まとめ方 ——看護研究のエキスパートをめざして 第2版』 医歯薬出版 2016 出版社HP | I.看護研究の基礎知識(横山美江) 1.研究に求められるもの 2.看護学における研究領域 3.看護研究に多く用いられている研究方法 4.倫理指針,インフォームドコンセント,利益相反の申告 II.質的研究の基礎 1.質的研究とは(グレッグ美鈴) 2.質的研究のプロセス(麻原きよみ) 3.質的研究の評価基準(麻原きよみ) 4.本書で紹介する方法論と用いる用語(麻原きよみ) III.質的研究における倫理的配慮 1.質的研究における倫理的配慮(横山美江) 2.質的研究を行う際に生じる倫理的な問題とその対応(大森純子) 3.研究プロセスにおける倫理的問題と対処 IV.主な質的研究と研究手法 [1]質的記述的研究(グレッグ美鈴) 1.質的記述的研究とは 2.どのような研究に適しているか 3.質的記述的研究における研究方法のプロセスと留意点 おわりに [2]グラウンデッド・セオリー(萱間真美) 1.グラウンデッド・セオリーとは 2.どのようなテーマがグラウンデッド・セオリー・アプローチに向いているか 3.グラウンデッド・セオリー・アプローチの手順 [3]エスノグラフィー(麻原きよみ) 1.エスノグラフィーとは 2.文化とは 3.エスノグラフィーの歴史 4.エスノグラフィーをどうとらえるか―理論的基盤 5.エスノグラフィーはどのような研究課題,研究対象に適しているか 6.エスノグラフィーの特徴 7.研究プロセス―方法としてのエスノグラフィー 8.論文執筆―成果としてのエスノグラフィー 9.エスノグラフィーのピットホール おわりに [4]現象学(大久保功子) 1.現象学と看護 2.現象学運動の始まりと発展 3.看護学における現象学ならびに現象学的アプローチ 4.解釈学的現象学における研究のプロセスと留意点 [5]事例研究(吉岡京子) 1.事例研究とは 2.リサーチクエスチョンの設定 3.どのような研究に適しているか 4.事例研究のデザインのタイプ 5.事例研究における研究方法のプロセスと留意点 6.事例研究を行う研究者に求められる姿勢 7.事例研究におけるピットホール [6]質的統合法(河井伸子) 1.質的統合法とは 2.質的統合法はどのような研究に適しているか 3.質的統合法における研究方法のプロセスと留意点 4.発表・執筆 5.質的統合法で陥りやすいピットホール [7]アクションリサーチ(岡本玲子) 1.アクションリサーチとは 2.どのような研究に適しているか 3.アクションリサーチにおける研究プロセスと留意点 4.アクションリサーチの展開に有用な手法 V.質的研究を論文にまとめるときの留意点(グレッグ美鈴) 1.論文のタイトル 2.要旨 3.はじめに・緒言 4.研究方法 5.結果 6.考察 7.結語 8.引用文献 9.図表 10.質的研究を英語で論文にする場合 |
Flick, Uwe (小田博志・山本則子・春日常・宮地尚子訳) 『質的研究入門——「人間の科学」のための方法論 新版』 春秋社 2011 出版社HP | 第Ⅰ部 フレームワーク 第1章 この本へのガイド この本のアプローチ この本の組み立て この本の特徴 この本の使い方 第2章 質的研究——なぜ、いかに行なうか 質的研究の意義 量的研究の限界を出発点とする 質的研究の基本的特徴 質的研究の歴史 近代の終わりにおける質的研究 第3章 質的研究と量的研究 質的研究と量的研究との関係 ひとつのデザインの中で質的研究と量的研究とを結びつける 質的データと量的データとを組み合わせる 質的方法と量的方法とを組み合わせる 質的研究と量的研究の結果を結合する 研究の評価と一般化 質的・量的研究に関する最近の議論 方法の適切性という基準点 第4章 質的研究の倫理 研究倫理の必要性と質的研究の倫理的ジレンマ 倫理綱領は万能の解答か 倫理委員会は解決策か 質的研究でいかに倫理的にふるまうか よりよい研究のために必要な質的研究倫理 第Ⅱ部理論からテクストへ 第5章 質的研究における文献の利用 いかに、いつ文献を用いるか 理論的文献をいかに用いるか 理論の利用 実証的な先行研究をいかに用いるか 方法論的文献をいかに用いるか 論文執筆の際に文献をいかに用いるか いかに、どこで文献を見つけるか 第6章 理論的立場 質的研究のさまざまなアプローチ 主観的意味:象徴的相互行為論 社会的現実の形成:エスノメソドロジー 社会的・主観的現実の文化的枠付け:構造主義的モデル パラダイムの競合か。視角のトライアンギュレーションか 異なる立場に共通する特徴 フェミニズムとジェンダー研究 実証主義と構築主義 第7章 認識論的背景:テクストの構築と理解 テクストと現実 世界制作としてのテクスト:一次と二次の構築 出発点としての社会的構築 テクストの中の世界制作:ミメーシス バイオグラフィーとナラティブとの関係におけるミメーシス 第Ⅲ部研究デザイン 第8章 質的研究のプロセス 直線的プロセスをたどる研究 グラウンデッド・セオリー研究におけるプロセスの捉え方 プロセスの直線性と循環性 世界のバージョンとしての研究プロセスにおける理論 第9章 研究設問 設問を刈り込む 関心領域の特定化と研究対象の限定 感受概念と視角のトライアンギュレージョン 研究設問のタイプ 第10章 フィールドへのアクセス 質的研究者の期待とアクセスの問題 開放的なフィールドに入るときの役割の定義・機関・施設へのアクセス 個人へのアクセス 未知性と自明性 第11章 サンプリング戦略 研究プロセスにおけるサンプリングの決定 サンプル構造の事前決定 理論的サンプリング:研究プロセスにおけるサンフル構造の段階的確定 質的研究の一般原則としての段階的選択 目的志向のサンプリング サンプリングの目標としての「広さ」と「深さ」 サンプル中の事例の構成 第12章 いかに質的研究をデザインするか:概観 質的研究でいかにデザインを立案し組み立てるか ショートカット戦略 基本デザイン 事例研究 比較研究 遡及的研究 スナップショット—調査時の状態とフロセスの分析 縦断的研究 研究デザイン選択の手がかり 第1の基準点:基準に基づくアプローチの比較 第2の基準点:デザインの選択とその適用の点検 第3の基準点:研究対象に対するアプローチの適切性 第4の基準点:アプローチを研究プロセスに組み込む 第Ⅳ部 口頭データ 第13章 半構造化インタビュー 焦点インタビュー 半標準化インタビュー 問題中心インタビュー 専門家インタビュー エスノグラフィック・インタビュー インタビューの実施:仲介と舵取りの問題 第14章 データとしてのナラティブ ナラティプ・インタビュー エピソード・インタビュー パイオグラフィーとエピソードの間のナラティブ 第15章 フォーカス・グループ グループ・インタビュー グループ・ディスカッション フォーカス・グループ 共同ナラティブ 第16章 口頭データ収集法の概観 第1の基準点:基準に基づくアプローチの比較 第2の基準点:方法の選択とその適用の点検 第3の基準点:研究対象に対する方法の適切性 第4の基準点:方法を研究プロセスに組み込む 第Ⅴ部 観察と媒介データ 第17章 観察とエスノグラフィー 非参与観察 参与観察 エスノグラフィー 第18章 ビジュアル・データ:写真、映画、ビデオ 研究の手段と対象としての写真 研究の手段としての映画分析 質的研究におけるビデオの使用 第19章 データとしてのドキュメントの利用 ドキュメントとは何か データとしてのドキュメントの利用:テクスト分析以上のものとして ドキュメントの選択 コーパスの構築 ドキュメント利用の実際 第20章 質的オンライン研究:インターネットを使う 研究対象としてのインターネット 質的オンライン研究の前提条件 質的な研究と方法をインターネットに転用する オンライン・インタビュー オンライン・フォーカス・グループ パーチャル・エスノグラフィー :インターネットにおける相互行為とコミュニケーション インターネット・ドキュメントを分祈する 質的オンライン研究の限界と展望 第21章 観察と媒介データの概観 第1の基準点:基準を用いたアプローチの比較 第2の基準点:方法の選択とその適用の点検 第3の基準点:研究対象に対する方法の適切性 第4の基準点:方法を研究プロセスに組み込む 第Ⅵ部テクストから理論へ 第22章 データの記録と文書化 データの記録に関する新たな可能性と課題 フィールドノーツ 研究日誌 記録用紙 文字化 テクストとしての現実:新しい現実としてのテクスト 第23章 コード化とカテゴリー化 グラウンデッド・セオリーのコード化 テーマ的コード化 質的内容分析 包括分析 第24章 会話、ディスコース・ジャンル分析 会話分析 ディスコース分析 ジャンル分析 第25章 ナラティブ分析・解釈学的分析 ナラティブ分析 客観的解釈学 社会科学的解釈学と解釈学的知職社会学 第26章 質的研究におけるコンピュータ 新しいテクノロジー:希望、不安、幻想 質的研究でのコンピュータの用い方 なぜソフトウェアを質的データ分析に用いるのか:希望と期待 質的データ分析用のソフトウェアのタイプ 質的データ分析用のソフトウェアをどう選ぶか ソフトウェアの例:ATLAS. ti、NUD*IST NVivo.MAXQDA 質的研究でソフトウェアをいかに使うか ソフトウェアが質的研究に与えるインパクトの例 第27章 テクスト解釈法の概観 第1の基準点:基準を用いたアプローチの比較 第2の基準点:方法の選択とその適用の点検 第3の基準点:研究対象に対する方法の適切性 第4の基準点:方法を研究プロセスに組み込む 第Ⅶ部質的研究の基礎づけと執筆 第28章 質的研究の評価基準 選択による説得力 信頼性 妥当性 客観性 代替の基準 理論形成の評価基準 古い基準か代替の基準か:古い問題への新しい解答? 質的研究にとっての課題としての品質評価 品質基準か品質保証の戦略か 第29章 質的研究の質——基準を超えて 質的研究の適応 トライアンギュレーション 分析的帰納 質的研究における一般化 継続比較法 プロセス評価と品質管理 第30章 質的研究を書く 書くことの実用的機能:研究結果の提示 メディアを介したデータ:発表の新しい必要性と形式 書くことの正当化機能 書くことの再帰的機能 科学が文体に解消される? 第Ⅷ部質的研究:統合と展望 第31章 質的研究の実際Ⅰ:グラウンデッド・セオリー グラウンデッド・セオリーの方法論 グラウンデッド・セオリー・ステップ・バイ・ステップ 直観の体系化としてのグラウンデッド・セオリー グラウンデッド・セオリーにおけるわざと方法 第32章 質的研究の実際Ⅱ:トライアンギュレーション トライアンギュレーション トライアンギュレーション・ステップ・パイ・ステップ トライアンギュレーション使用のつまずきの石 質的方法使用の体系化としてのトライアンギュしーション 第33章 質的研究の最先端と未来 新世紀のはじめの質的研究 方法論の発展とトレンド 質的研究をいかに学び、いかに教えるか 質的研究の未来:わざか方法か? |
能智正博 『質的研究法』 東京大学出版会 2011 出版社HP 学位論文向け 心理学 | 序章 第I部 質的研究を始める前に 第1章 質的研究は何をしようとしているのか 第2章 今なぜ質的研究なのか 第3章 〈語り〉とは何だろうか 第II部 研究計画とデータ収集 第4章 質的研究をどう立ち上げるか 第5章 観察とはどういう行為か 第6章 どのように観察するか 第7章 インタビューとはどういう関係性か 第8章 インタビューをどう準備するか 第9章 インタビューをどう実施するか 第III部 データの分析と結果の提示 第10章 質的データの分析をどう準備するか 第11章 質的な分析とはどのような作業か 第12章 分析をどう展開するか1――内省を深める 第13章 分析をどう展開するか2――対話を広げる 第14章 研究の成果をどう伝えるか 終章 |
Flick, Uwe 『質的研究入門—— 「人間の科学」のための方法論 新版』 春秋社 2011(原著2009) 出版社HP 学位論文向け | 第Ⅰ部 フレームワーク 第1章 この本へのガイド 第2章 質的研究――なぜ、いかに行なうか 第3章 質的研究と量的研究 第4章 質的研究の倫理 第Ⅱ部 理論からテクストへ 第5章 質的研究における文献の利用 第6章 理論的立場 第7章 認識論的背景:テクストの構築と理解 第Ⅲ部 研究デザイン 第8章 質的研究のプロセス 第9章 研究設問 第10章 フィールドへのアクセス 第11章 サンプリング戦略 第12章 いかに質的研究をデザインするか:概観 第Ⅳ部 口頭データ 第13章 半構造化インタビュー 第14章 データとしてのナラティブ 第15章 フォーカス・グループ 第16章 口頭データ収集法の概観 第V部 観察と媒介データ 第17章 観察とエスノグラフィー 第18章 ビジュアル・データ:写真、映画、ビデオ 第19章 データとしてのドキュメントの利用 第20章 質的オンライン研究:インターネットを使う 第21章 観察と媒介データの概観 第Ⅵ部 テクストから理論へ 第22章 データの記録と文章化 第23章 コード化とカテゴリー化 第24章 会話、ディスコース・ジャンル分析 第25章 ナラティブ分析・解釈学的分析 第26章 質的研究におけるコンピュータ 第27章 テクスト解釈法の概観 第Ⅶ部 質的研究の基礎づけと執筆 第28章 質的研究の評価基準 第29章 質的研究の質—基準を超えて 第30章 質的研究を書く 第Ⅷ部 質的研究:統合と展望 第31章 質的研究の実際Ⅰ:グラウンデッド・セオリー 第32章 質的研究の実際Ⅱ:トライアンギユレーション 第33章 質的研究の最先端と未来 |
谷富夫・山本努編 『よくわかる質的社会調査 プロセス編』 ミネルヴァ書房 2010 出版社HP 初学者向け | まえがき 第1部 質的社会調査概説 Ⅰ 質的社会調査の方法と意義 Ⅱ 名著に学ぶ質的社会調査 Ⅲ 社会調査のタイポロジー 第2部 問いをたて、技法を選ぶ Ⅳ 問いを立てる Ⅸ フィールドノートを作成する Ⅴ 先行研究に学ぶ Ⅵ 技法を選ぶ 第3部 現地に入り、記録する Ⅶ フィールドに入る Ⅷ フィールドワークを楽しむ Ⅹ インタビューを記録する ⅩⅠ ビジュアルに記録する 第4部 データを処理して、報告書を作成する ⅩⅡ インタビュー記録を利用する ⅩⅢ ビジュアルな記録を利用する ⅩⅣ 報告書を作成する ⅩⅤ 調査倫理をふまえる |
谷富夫・芦田徹郎編 『よくわかる質的社会調査 技法編』 ミネルヴァ書房 2009 出版社HP 初学者向け | まえがき 第1部 社会調査法概説 Ⅰ 社会調査の意義と目的 Ⅱ 質的社会調査の考え方 第2部 調査技法――質的データの収集 Ⅲ フィールドワーク Ⅳ 参与観察法 Ⅴ ワークショップ Ⅵ インタビュー 第3部 分析技法――質的データの分析 Ⅶ ライフヒストリー分析 Ⅷ 会話分析 Ⅸ 内容分析 Ⅹ 質的データのコンピュータ・コーディング Ⅺ 質的データ解析支援の方法論 第4部 質的調査の現場 Ⅻ 質的調査の実際①――調査の企画からデータ素材の収集まで XIII 質的調査の実際②――データの作成から論文の執筆まで XIV 質的調査の応用 XV 質的調査と調査倫理 あとがきに代えて――星の王子さまとアンケート |
Richards, Lyn and Janice M.Morse (小林奈美監訳) 『はじめて学ぶ質的研究』 医歯薬出版 2008(原著2007) 出版社HP | 1 初めて質的研究を学ぶ人のために ・本書のゴール ・方法とその整合性 ・方法論の多様性と十分な情報を与えられた上での選択 ・ミステリーではない! ・実際に行いながら学ぶ:職人技としての質的研究 ・質的研究への挑戦 ・本書の活用法 用語 ・本書の概要 ・期待されること ・質的研究をやってみよう ・参考文献 第1部 研究を考える 2 質的研究の整合性 ・目的に合った方法論の選び方 なぜ,質的に研究をしようとするのか? なぜ,質的に研究をする必要があるのか? どのように質的研究を行うべきか? 方法の選び方からデータの作り方まで データの資源と種類を選ぶところから データを管理,分析するところまで ・方法論の一貫性 一貫性について具体的に考えてみよう ・研究のシミュレーションをしてみよう ・さて,あなたのトピックは? どのようにトピックを見つけるか? トピックから研究可能な「問い」へ:質的な探究に焦点化する ・あなたの目指すところは? ・要約 ・参考文献 3 方法を選ぶ ・共通点と相違点 全ての質的方法に共通するのは どのような点か? それぞれの質的方法の特徴 ・現象学(Phenomenology) 前提 どのような種類の問いが向いているか? 研究者のスタンス データ収集/作成 結果はどのように見えるのか? 現象学はどのような形をとるのか? ・エスノグラフィー(Ethnography) 前提 どのような種類の問いが向いているのか? 研究者のスタンス データ収集/作成 結果はどのように見えるのか? エスノグラフィーはどのような形をとるのか? ・グラウンデッドセオリー(Grounded Theory) 前提 どのような種類の問いが向いているのか? 研究者のスタンス データ収集/作成 結果はどのように見えるのか? グラウンデッドセオリーはどのような形をとるのか? ・他の質的方法論 ・要約 ・参考文献 4 質的研究のデザイン ・デザインのレベル ・デザインを計画する プロジェクトの範囲 データの性質 ・デザインしてみよう ・妥当性のためにデザインすること ・プロジェクトの進め方 概念化の段階 フィールドに入ること データ管理システムの準備と管理 サンプリングと理論的サンプリング 分析 ・ソフトウェアを選ぶ ・総合的なプロジェクトデザイン 比較法デザイン[Comparative Design] 三角法(トライアンギュレーション) デザイン ・質的な方法と量的な方法を組み合わせること 混合法デザイン[Mixed Method Design] 多重法デザイン[Multiple-Method Design] 概観すること ・研究デザインのために ソフトウェアを利用すること 入門編 応用編 注意点 ・要約 ・参考文献 第2部 分析 5 データを作成する ・何がデータで何がデータでないのか? データの中の研究者 良いデータと悪いデータ ・データの作り方 インタビュー 観察法 写真 文書 間接的な方略 ・誰がデータを作成するのか? ・データの変換 ・データを管理する フォーカスグループのデータ管理 ・データの役割 ・データとしての自分自身 研究者と研究対象者 データとしての経験 ・データを管理するための ソフトウェアの使用 入門編 応用編 注意点 ・要約 ・参考文献 6 コーディング ・データの中に入る ・アイディアを保存する ・コーディングを行う 記述的コーディング[Descriptive Coding] トピックコーディング[Topic Coding] 分析的コーディング[Analytic Coding] ・テーマをつける[THEME-ING] ・コーディングの目的 ・コツと落とし穴:コードとコーディングの取り扱い 学びながらコーディングする 常に熟考を重ねたものとしてコーディングを見る 必要以上にコーディングしない コードを管理する コーディングの一致を監視する ・コーディングのためのソフトウェアの利用 入門編 応用編 注意点 ・要約 ・参考文献 7 抽象化すること ・初めの一歩:カテゴリ化すること カテゴリ化とコーディング 日常的な方略としてのカテゴリ化 ・次のステップ:概念化 ・抽象化を行うこと 抽象化はいつ起きるのか? 抽象化はどこから生じるのか? 抽象化はどのようになされるのか? 何を目指しているのか? ・抽象化を管理する アイディアを文書化する:定義,メモ,日記 アイディアを発展させる カテゴリの管理:インデックスシステム モデルとダイアグラム ・コンピュータソフトウェアを使って アイディアを管理する 入門編 応用編 注意点 ・要約 ・参考文献 8 方法論の整合性を再確認すること ・現象学 データ作成の方略 分析方略 ・エスノグラフィー 第一段階の描写 濃密な描写 比較 結果 ・グラウンデッドセオリー データ作成の方略 データ準備 分析方略 ・要約 ・参考文献 第3部 正しく理解する 9 研究を正しく行うこと,誤りに気づくこと ・研究デザインで厳密さを保証する 研究者の(技術と知識レベルの)適切な準備 文献を適切にレビューする 質的に考え,帰納的に作業する 適切な方法とデザインを使用する ・プロジェクトの実施中に 厳密さを保証する 適切なサンプリング手法を用いる 役に立たない方略に対する敏感さ プロジェクトの適切なペース配分 信頼できるコーディングを行う ・いつ終わるのか? プロジェクトの経過記録 監査履歴(オーディット・トレイル)[Audit Trail] 発見したことを文献と比較し,合致させる ・プロジェクト完了時に厳密性を示す 完了後に再び正当性を主張する ・要約 ・参考文献 10 書き上げること ・書く準備はできているだろうか? 誰のために,どこに掲載されるのか? 質的に書く あなたのデータを使う 簡潔に,バランスよく ・方法論的一貫性の再確認 ・対象者を保護する ・自分の著作を評価する ・推敲する ・書くためにソフトウェアを利用する 入門編 応用編 注意点 ・学位論文を書く 書き始める ・投稿論文を書く 書き始める ・誌上発表された,その後は? 単独で使われる発見 研究結果の累積効果 ・要約 ・参考文献 第4部 プロジェクトを始める 11 プロジェクトを始める基礎 ・研究計画書を書く 文献レビューを用いる 方法の部分を書く 時間の見積り(と関連する資源) 予算を増やす 利用可能なデータの 取り扱いについての記載 ・倫理的な研究であることを保証する 匿名性への挑戦 許可 対象者の同意 ・要約 ・参考文献 12 さあ,始めよう ・なぜ,始めることが それほど大変なのか? ・どのように始めるのか? 図書館で始めなさい シミュレーションから始めなさい 方法を考え始めなさい あなた自身から始めなさい 小さく始めなさい 安全に始めなさい すぐに始めなさい 研究デザインから始めなさい 技術を磨き始めなさい ソフトウェアを使い始めなさい ・おめでとう!いよいよスタートだ! ・参考文献 付録―1 ソフトウェアチュートリアルを利用する(Lyn Richards) ・各章ごとのチュートリアル 研究デザイン(4章) データの作成(5章) コーディング(6章) 抽象化する(7章) 正しく理解して,書く(9章,10章) 付録―2 研究助成金への申請(Janice M.Morse) ・研究助成金を申請する ・研究助成を受けたら |
田垣正晋 『これからはじめる 医療・福祉の質的研究入門』 中央法規出版 2008 出版社HP | 第1章 医療と福祉の質的研究 第2章 問いの立て方から研究計画まで 第3章 個別インタビュー:個人のストーリーを傾聴する 第4章 グループ・インタビュー:ストーリーの協働生成 第5章 参与観察とアクションリサーチ 第6章 自治体の福祉政策のための調査と質的研究 第7章 データの分析過程 第8章 論文にまとめる際の留意点 |
西條剛央 『ライブ講義・質的研究とは何か SCQRM ベーシック編 ——研究の着想からデータ収集、分析、モデル構築まで』 新曜社 2007 出版社HP | 第1回 自己紹介とイントロダクション 第2回 質的研究法とはどのような研究法か? 第3回 仮説と理論 第4回 研究テーマとリサーチクエスチョンを考える 第5回 グループディスカッションの実施 第6回 テクストから概念を作る 第7回 対象者をどのように選べばよいか? 第8回 質問項目を考える―関心相関的質問項目 第9回 研究倫理とインタビューの基本 第10回 パイロットインタビューから学ぶ 第11回 インタビューの感触と分析ワークシートの作り方 第12回 分析ワークシートの検討 第13回 理論の作り方 第14回 理論の検討 第15回 理論のバージョンアップ 第16回 理論的飽和から関心相関的飽和へ |
萱間真美 『質的研究実践ノート ——研究プロセスを進めるclueとポイント』 医学書院 2007 出版社HP | 第1章 質的データを用いた研究のステップ 質的データにできること 質的データを用いた研究に求められること 研究のステップと本書がめざすもの 第2章 研究テーマの絞り込み 学位論文,主任研究者として研究テーマを絞り込む プロジェクト研究にメンバーとして参加する場合 第3章 質的データの集め方 インタビュー法 参加観察 アンケートの自由記載 第4章 質的データの分析 コーディングとは 研究目的に応じた分析の視点の違い コーディングの実際 現象の核心を見出す 第5章 質的データを用いた論文のまとめ方 論文執筆をどう捉えるか 研究の背景の示し方 文献検討の示し方 研究方法論の示し方 結果の示し方 第6章 質的研究結果のプレゼンテーション 研究方法論の示し方 研究結果のプレゼンテーション 第7章 質的データ分析のスーパービジョン 質的データ分析におけるスーパービジョンのステップ 質的データ分析におけるスーパービジョンのポイント 第8章 質的データと量的データのコラボレーション トライアンギュレーションによる論文の執筆 質的データを量的データで補う場合 尺度開発研究における質的研究結果の活用 おわりに |
Creswell, John W. (操華子・森岡崇訳) 『研究デザイン ——質的・量的・そしてミックス法』 日本看護協会出版会 2007(原著2003) 出版社HP | 第1部 研究を始めるにあたって 第1章 デザインの枠組み 第2章 文献レビュー 第3章 執筆戦略と倫理的配慮 第2部 研究をデザインするにあたって 第4章 序論について 第5章 目的の言明 第6章 研究上の問いと仮説 第7章 理論の活用 第8章 定義、限界、そして意義 第9章 量的研究法 第10章 質的研究の手順 第11章 ミックス法の手順 |
伊藤哲司・能智正博・田中共子編 『動きながら識る、関わりながら考える ——心理学における質的研究の実践』 ナカニシヤ出版 2005 出版社HP | 序章:地図を持って街に出よう! 第I部 質的研究って何だろう? 第1章:質的研究はじめの一歩 第2章:質的研究がめざすもの 第II部 質的データを集めてみよう 第3章:必要な資料を集める 第4章:フィールドに関わる 第5章:五感を使って観察する 第6章:語りに耳を傾ける 第7章:質的データと量的データを組み合わせる 第III部 データの分析からレポートの作成へ 第8章:質的データを読む 第9章:質的データの分析技法 第10章:質的研究の成果を書く 第11章:質的研究の質 第12章:質的研究のレポート作成 第IV部 質的研究の教育の現場 第13章:質的研究の実習プログラム 第14章:質的研究による卒業論文 おわりに |
Merriam, Sharan B. 『質的調査法入門—— 教育における調査法と ケース・スタディ』 ミネルヴァ書房 2004(原著1998) 出版社HP 学位論文向け | 日本語版への序/はじめに 1部 質的調査法のデザイン 1 質的調査法とは何か 2 質的調査法としてのケーススタディ 3 研究のデザインとサンプルの選択 2部 質的データの収集 4 効果的なインタビューの実施 5 注意深い観察者たること 6 文献からのデータの発掘 7 ケーススタディにおけるデータ収集 3部 質的データの分析と報告 8 分析技法とデータ管理 9 分析のレベル 10 妥当性、信頼性、調査、倫理について 11 調査報告の執筆とケーススタディ 文献/索引 |
Lofland, John and Lyn H. Lofland 『社会状況の分析 ——質的観察と分析の方法』 恒星社厚生閣 1997(原著1995) | 序論 本書の目的と構成 第1章 調査の原点 第2章 データ収集地の評価 第3章 フィールドへの入り方 第4章 フィールドワークの進め方 第5章 データの記録の仕方 第6章 トピックについて 第7章 問いのたて方 第8章 関心の喚起の仕方 第9章 分析の深め方 第10章 レポートの書き方 付論 フィールド研究レポートの解剖 |