質的調査・質的研究の文献の目次

質的調査の考え方

ここにリストアップされているものは読み物としても面白い文献です。ぜひ手に取ってみてください。

編著者名
タイトル
出版社名
刊行年
目次(主に章)
前田拓也・秋谷直矩・
朴沙羅・木下衆編
『最強の社会調査入門
——これから質的調査を
はじめる人のために』
ナカニシヤ出版
2016
出版社HP
第Ⅰ部 聞いてみる
 1 昔の(盛ってる)話を聞きにいく(朴沙羅)
 2 仲間内の「あるある」を聞きにいく(矢吹康夫)
 3 私のインタビュー戦略(デブナール・ミロシュ)
 4 キーパーソンを見つける(鶴田幸恵)
第Ⅱ部 やってみる
 5 「わたし」を書く(前田拓也)
 6 「ホステス」をやってみた(松田さおり)
 7 <失敗>にまなぶ、<失敗>をまなぶ(有本尚央)
 8 暴走族のパシリになる(打越正行)
第Ⅲ部 行ってみる
 9 フィールドノートをとる(木下衆)
 10 学校の中の調査者(團康晃)
 11 好きなもの研究の方法(東園子)
 12 刑務所で「ブルー」になる(平井秀幸)
 13 仕事場のやり取りを見る(秋谷直矩)
第Ⅳ部 読んでみる
 14 「ほとんど全部」を読む(牧野智和)
 15 判決文を「読む」(小宮友根)
 16 読む経験を「読む」(酒井信一郎)
好井裕明
『違和感から始まる社会学
——日常性のフィールドワークへの招待』
光文社
2014
出版社HP
第1章 日常性をどう考えるか
第2章 フィールドワークをすること
第3章 「あたりまえ」を疑い、見直すということ
第4章 日常性のフィールドワークをめぐる旅Ⅰ
第5章 日常性のフィールドワークをめぐる旅Ⅱ
第6章 日常生活批判のフィールドワークへ
補論1 魅力的なモノグラフを味わおう
補論2 質的調査方法論テキストの使い方
近森高明・工藤保則編
『無印都市の社会学
——どこにでもある日常空間をフィールドワークする』
法律文化社
2013
出版社HP
書評論文(PDFファイル)
Ⅰ 無印都市のフィールドワーク
 1章 無印都市とは何か?
 2章 都市フィールドワークの方法と実践
  Column1 宝探しに出かけよう!〔資料収集方法〕
Ⅱ 無印都市の消費空間
 3章 人見知りどうしが集う給水所〔コンビニ〕
 4章 消費空間のスタイルがせめぎあう場所〔大型家電量販店〕
  Column2 コミュニケーションのネタとしての北欧インテリア〔イケア〕
 5章 安心・安全なおしゃれ空間〔フランフラン〕
 6章 「箱庭都市」の包容力〔ショッピングモール〕
 7章 目的地化する休憩空間〔パーキングエリア〕
  Column3 都市はアイドルを育て、そして消費する〔AKB48劇場/AKB48ショップ〕
Ⅲ 無印都市の趣味空間
 8章 孤独と退屈をやりすごす空間〔マンガ喫茶〕
 9章 匿名の自治空間〔パチンコ屋〕
  Column4 縦長店舗と横長店舗〔東急ハンズ〕
 10章 味覚のトポグラフィー〔ラーメン屋〕
 11章 「快適な居場所」としての郊外型複合書店  〔TSUTAYA/ブックオフ〕
  Column5 グローカル化するカラオケ・ コミュニケーション〔カラオケ〕
Ⅳ 無印都市のイベント空間
 12章 目的が交差する空間〔フリーマーケット〕
  Column6 イベントとしての「街」〔イベント空間としてのテレビ局〕
 13章 「場」を楽しむ参加者たち〔音楽フェス〕
 14章 順路なき巨大な展示空間〔アートフェスティバル〕
  Column7 ガラスケースのなかの演奏〔ストリート・パフォーマンス〕
Ⅴ 無印都市の身体と自然
 15章 都市をこぐ〔自転車〕
  Column8 「他者に身を任せる」ことの快楽〔マッサージ店〕
 16章 都市空間を飼いならす〔フィットネスクラブ〕
  Column9 欲望なんてラウンドワンが教えてくれる〔ラウンドワン〕
 17章 ビーチの脱舞台化・湘南〔都市近郊の海浜ゾーン〕
Ⅵ 無印都市の歴史と伝統
 18章 すぐそこのアナザーワールド〔寺社巡礼〕
  Column10 オルタナティブな「アキバ」として〔アニメ聖地巡礼〕
 19章 構築され消費される聖と癒し〔パワースポット〕
  Column11 ミーハーを超えるか?〔歴女〕
 20章 不親切な親切さに満ちた空間〔寄席〕
伊藤哲司
『みる きく しらべる かく かんがえる
——対話としての質的研究』
北樹出版
2009
序 世界を質的に捉えるということ
1 人間を「みる」(カメラマンになってみる)
2 語りを「きく」(インタビュアーになってみる)
3 資料を「しらべる」(新聞記者になってみる)
4 レポートを「かく」(作家になってみる)
5 結果を「かんがえる」(研究者になってみる)
6 質的研究、さらに一歩先へ(質的研究は何を目指すのか/質的研究をさらに学ぶために)
終 質的研究者は対話する―インターローカルに生きる方法 他
好井裕明
『「あたりまえ」を疑う社会学
——質的調査のセンス』
光文社
2006
出版社HP
第1章 数字でどこまで語れるか
第2章 はいりこむ
第3章 あるものになる
第4章 聞き取る
第5章 語りだす
第6章 「あたりまえ」を疑う
第7章 「普通であること」に居直らない