インタビュー/ライフストーリー
編著者名 タイトル 出版社名 刊行年 | 目次(主に章) |
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McCracken, Grant David (寺崎新一郎訳) 『インタビュー調査法の基礎 ——ロングインタビューの理論と実践』 千倉書房 2022(原著1988) 出版社HP | 第1章 序論 第2章 九つの重要な課題 第3章 ロングインタビューの四つのステップ 第4章 クオリティ・コントロール 第5章 書き上げのプロセス 第6章 質的リサーチをマネジメントすること 第7章 結論 |
Kvale, Steinar (能智正博・徳田治子訳) 『SAGE質的研究キット 2 質的研究のための「インター・ビュー」』 新曜社 2016(原著2007) 出版社HP | 1章 インタビュー調査ことはじめ 3つのインタビュー事例 歴史と社会科学のなかでのインタビュー調査 方法論的・倫理的諸問題 2章 インタビュー実践の認識論に関わる問題 質的な調査インタビューにおける理解の様式 質的な調査インタビューにおける力関係の不均衡 哲学的対話と臨床面接の間に位置する調査インタビュー インタビュアーは鉱夫か旅人か インタビューの知に関わる認識論 3章 インタビュー実践の倫理的課題 道徳的探求としてのインタビュー実践 インタビュー研究全体を通じた倫理的課題 倫理ガイドライン インタビュー調査におけるミクロな倫理とマクロな倫理 4章 インタビュー調査を計画する インタビューを使った探求の7段階 インタビュー調査のテーマ設定 インタビュー調査のデザイン 混合法 方法と職人技のはざまにあるインタビュー実践 5章 インタビューを実施する 成績について教室で行なわれたインタビュー インタビューの場の設定 インタビューの台本作り インタビュアーの問い 追加質問の技法 6章 インタビューの多様なかたち インタビューの対象者 インタビューの諸形式 直面的なインタビュー 7章 インタビューの質 ハムレットのインタビュー インタビューの質 すぐれたインタビュアーであるための条件 インタビュー調査の質に関してありがちな異論 誘導的な質問 学術的責任と倫理的責任の緊張 8章 インタビューを文字に起こす 話し言葉と書き言葉 インタビューを記録する インタビューの文字起こし 文字起こしの信頼性と妥当性 インタビューの分析のためのコンピュータ・ツール 9章 インタビューを分析する インタビューの分析をインタビュー研究に統合する 分析の諸様式 意味に注目した分析 言語形式に注目した分析 ブリコラージュとしてのインタビュー分析 理論的な読みとしてのインタビュー分析 10章 インタビューから得られた知の妥当化と一般化 インタビューから得られた知の客 オブジェクティヴィティ 観性 インタビューから得られた知の信頼性と妥当性 職人性の質としての妥当性 コミュニケーションによる妥当性とプラグマティックな妥当性 インタビュー調査からの一般化 11章 インタビューの知を報告する インタビューの報告の対照的な受け取り手 インタビューの報告を仕上げる インタビューの報告の質を高める 12章 インタビューの質のさらなる向上に向けて インタビュー実践の職人技を学ぶ インタビューの知の価値 インタビューの知の認識論と倫理についての概念 |
斎藤清二・山田富秋・本山方子編 『インタビューという実践』 新曜社 2014 出版社HP | 1章 インタビューとフィールドワーク 山田富秋 1 社会学的調査におけるインタビューの困難 2 対象者の生活世界とアクティヴ・インタビュー 3 フィールドにおけるインタビューの役割 4 結論――フィールドにおける詩的理解について 2章 インタビューと臨床実践――関係性と語りをめぐって 斎藤清二 1 インタビューとは何か 2 臨床面接とは何か 3 臨床面接の構造と「関係」 4 臨床における物語面接再考 3章 「分からないことが分かる」ということ ――調査協力者への共感をめぐって 石川良子 1 当事者の視点に立った研究の挫折 2 当事者への共感が孕む問題性 3 分からないことが分かる 4 おわりに――当事者の言葉を「翻訳」するということ 4章 知の創出と洗練 ――科学の実践としてのインタビュー 大森純子 1 多様なインタビューの形態 2 1章と2章の共通点――インタビューの成立要件と実践の特性 3 語り・ナラティブの手法としてのインタビュー 4 実践と研究の関係 5 事象の存在と多面性に光を当てる・概念・ 6 事象に埋もれた暗黙知を形式知へ 7 知の創出から洗練プロセスへ 8 科学の実践手段――インタビュー 5章 対話空間を作る ――インタビュー実践としてのセラピー 森岡正芳 1 関係性――インタビュー実践の基盤 2 ディスコースとしての面接 3 対話空間の構成 4 インタビューのなかのダイナミズム 5 応答的他者として 6章 開かれた対話としてのインタビュー 岡本依子 1 インタビュー実践の概要 2 インタビューとはどのような場か 3 インタビュアーとインタビュイーの関係性 4 インタビュイーはだれに語っているか 5 当事者性と他者性 7章 インタビューにおける語りの扱いの相違 ――ある女性の〈非科学的〉な語りをもとに 宮内洋 1 第一のタイプ 2 第二のタイプ 3 第三のタイプ 4 「フィールドワークを伴ったアクティブインタビュー法」とは何か 5 終わりに 8章 共有点と課題 斎藤清二・山田富秋 1 相互行為としてのインタビューをめぐって 2 インタビューにおける協同構成論を超える 3 可変的な関係性に対する感受性――結びにかえて 9章 問題の再提起とリプライ ――理解・共感・関係をめぐって 他者の経験の「身体的理解」と「共感」 齊藤由香 1 身体的理解 2 共感の生まれるところ インタビューにおける語りの顕在化と潜在化 ――語り手と聴き手の関係性によって 見えてくる/見えなくなるもの 家島明彦 1 インタビューにおける「経験共有幻想」 2 「顕在化する語り」と「潜在化する語り」 著者から 石川良子 編者から 山田富秋・斎藤清二 |
桜井厚 『ライフストーリー論』 弘文堂 2012 出版社HP | 第1章 ライフストーリーとは何か 第2章 「口述の生活史」周辺 第3章 自己と語り 第4章 語りの時間 第5章 語りの共同構成 第6章 語りの構造 第7章 語りの様式 第8章 混沌の語り 第9章 歴史叙述のオーラリティ 第10章 インタビューの倫理 |
大久保孝治 『ライフストーリー分析 ——質的調査入門』 学文社 2009 出版社HP | 第1章 ライフストーリーとは何か 第2章 ライフストーリー・インタビューの実践(1)データの収集 第3章 ライフストーリー・インタビューの実践(2)データの加工 第4章 ライフストーリー・インタビューの実践(3)データの分析 第5章 ライフストーリーとしての自伝 第6章 ライフストーリーとしての伝記・童話 第7章 ライフストーリーとしての人生相談 |
YowValerie Raleigh (吉田かよ子監訳) 『オーラルヒストリーの理論と実践 ——人文・社会科学を学ぶすべての人のために』 インターブックス 2011(原著2005) 出版社HP | 第1章 綿密なインタビュー入門 第2章 オーラルヒストリーと記憶 第3章 インタビュープロジェクトの準備 第4章 インタビューの技法 第5章 法的な問題と倫理 第6章 インタビューにおける対人関係 第7章 オーラルヒストリープロジェクトの諸相-コミュニティ研究 第8章 オーラルヒストリープロジェクトの諸相-伝記(バイオグラフィー) 第9章 オーラルヒストリープロジェクトの諸相-家族史研究 第10章 分析と解釈 第11章 プロジェクトの完了 附録 A インタビューガイドの見本 B オーラルヒストリー学会(OHA)のオーラルヒストリー評価ガイドライン C オーラルヒストリー学会(OHA)の原則と基準 D 施設内治験審査委員会(IRB)による審査から除外されたオーラルヒストリー E 記録保存シートの見本 F 法的な公開承諾書 G フェイスシートおよび情報シートの見本 H テープ索引の見本 I テープコレクションのマスター索引1ページ目見本 J コンピュータを用いたトランスクリプトの索引付け指示書 K オーラルヒストリーの引用 |
桜井厚・小林多寿子編 『ライフストーリー・インタビュー ——質的研究入門』 せりか書房 2005 出版社HP | 第1章 ライフストーリー・インタビューをはじめる 調査研究のテーマは、どのように決まるか 調査をはじめるにあたっての倫理的な問題 語り手の選択とリアリティのとらえ方 ライフストーリーの構成 評価基準の再考 第2章 ライフストーリー・インタビューをおこなう インタビュー・エンカウンター―語り手との出会い インタビューをおこなう コミュニケーションとしてのインタビュー 語り手にとってのインタビュー 第3章 インタビュー・テクストを解釈する ライフストーリーの整理 個人的記録資料 鍵になる言葉と分析的カテゴリー 社会的コンテクスト ストーリーのダイナミズム 第4章 ライフストーリーを書く/もちいる ライフストーリーを語るということ 作品化の手法 語りのないライフストーリー論文 エスノグラフィーとしてのライフストーリー 作品化と倫理の問題 |
上野啓子 『マーケティング・インタビュー ——問題解決のヒントを「聞き出す」技術』 東洋経済新報社 2004 | |
桜井厚 『インタビューの社会学—— ライフストーリーの聞き方』 せりか書房 2002 出版社HP | I ライフストーリーとは何か――歴史とアプローチ 1 新しい課題とアプローチ 2 ライフヒストリー法の歴史と基本概念 II 社会関係としてのインタビュー 1 「ラポール」という疑似関係 2 調査倫理とパートナーシップ III 相互行為としてのライフストーリー 1 ライフストーリーの物語的構成 2 リアリティの協同構築 IV ライフストーリーの解釈 1 分析・解釈の枠組み 2 語られる自己 V ライフストーリーの社会的脈絡 1 ライフストーリーの様式 2 語らせることと語られないこと |
Plummer, Kenneth 『生活記録(ライフドキュメント)の社会学 ——方法としての生活史研究案内』 光生館 1991(原著1983) | |