(4)福祉とケアの社会学

ケアの世界の豊かさ(庄司 2013: 6-8)

 ケアとは、一般に、日常的な生命と生活の維持に必要な身体的.身辺的な援助を指すことが多いが、こうした基本的な狭義のケアの外縁には、さらに広い意味でのケアが拡がっている。生命と生活…

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「ケアの倫理」(三井・井口 2009: 131-2)

 ギリガンは「ハインツのジレンマ」に対して男女が違う解を出す傾向にあることを事例に「ケアの倫理」を説明している。ハインツのジレンマとは、ハインツという名の男が、自分は買う余裕のな…

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ギリガン『もうひとつの声』におけるケアの倫理(品川 2020)

 自分に必要なことを自分自身で十分にまかなうことができるという意味の自律は、いつの時代にも評価されてきたが、近代は万人の平等を認めるのと表裏一体に、万人に自律した個人たることを要…

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ケアの倫理と民主主義(山本 2021)

 昨今、おもにフェミニズムの議論からケアの倫理が注目されている。この議論は厳密には20世紀末頃に、新自由主義的なイデオロギーに対抗するものとして現れたが、近年それは明確に民主主義…

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「こどもの里」によるケアの実践

「こどもの里[1]」の事業内容大阪市留守家庭児童対策事業(学童保育[2])/小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム[3])/児童自立生活援助事業(自立援助ホーム[4…

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