藤村正之,2007,「ジェンダーとセクシュアリティ」長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志『社会学』有斐閣,377-412. 彼女は、ジェンダーを後天的なものとするとらえ方が、逆にセックスを生物的なるがゆえに自然で自…
上智社会学第6回
異性装をするトランスヴェスタイト(森山 2017: 51-2)
森山至貴,2017,『LGBTを読みとく——クィア・スタディーズ入門』筑摩書房. ジェンダーという概念の肝の前半は「女らしさ」「男らしさ」の強制でしたが、その中の容姿(服装や化粧など)に関する「女らしさ」「男らしさ…
専攻分野の性差(江原 [2001]2021: 239-41)
江原由美子,2021,『ジェンダー秩序 新装版』勁草書房. 専攻分野の男女の相違は、得意科目の相違に基づいているのだろうか。図表13は、高校生の教科観を示している。ここからは、男女の専門分野の選択の背後に、ある程度…
「男女特性論」の問題点(加藤 2017: 174-5)
加藤秀一,2017,『はじめてのジェンダー』有斐閣. 第1の問題点は、それが単なる「分離」言い換えれば水平的な「区別」ではなく、多くの場合、実は上下関係を伴う「差別」だということです……「補助的」な仕事が職位や賃金の上…