行為としてのナショナリズムの分類(樽本 2016; 佐藤 1995)


樽本英樹,2016,『よくわかる国際社会学 第2版』ミネルヴァ書房.

佐藤成基,1995,「ネーション・ナショナリズム・エスニシティ――歴史社会学的考察」『思想』854: 103-127.(樽本英樹,2016,『よくわかる国際社会学 第2版』ミネルヴァ書房.からの孫引き)

  • 公定ナショナリズム:国民国家の指導者が「上から」国民統合を目的に行う
  • 強硬派ナショナリズム:自らが帰属する国家の外交・内政に主に「下から」、特に「ネーション」の観点から批判を加える
  • 改革/革命ナショナリズム:既存の国家の枠組みの中で改革・革命を行う
  • 同化/排外ナショナリズム:社会内に存在するネーションに帰属すると想定されない人々の同化または排除を主張する
  • 失地回復ナショナリズム:既存の国民国家外にある「固有の」領土の帰属を主張する。
  • 統合/分離ナショナリズム:自らが帰属する国家の枠組みに対抗して別の国民国家を建設しようとする

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